本文へスキップ

MQL(見込み度の高いリード)

MQL(見込み度の高いリード、Marketing Qualified Lead)とは、事前に定めた基準で評価され、営業の対応に進む準備が整ったと判断された見込み客です。MQLと判定されたリードは、理想の顧客像(ICP)に適合しており(適合性)、購入意向を示す行動を取っている(エンゲージメント)ことを意味します。そのため、営業担当者またはチャネルパートナーが直接アプローチする価値があると判断されます。

リード獲得からMQLの判定まで

MQLは、マーケティングと営業の引き渡しポイントを示す、リードのライフサイクル上の一段階です。MQLが生まれるまでのプロセスは、次の順序で進みます:

  1. リード獲得。 見込み客が、フォームへの入力、イベントへの登録、コンテンツのダウンロードなど、コンバージョンポイントを通じてシステムに入ります。
  2. データの補完。 リードの情報に、企業データ(企業規模、業種、所在地、技術スタック)と行動データ(閲覧したページ、利用したコンテンツ、開封したメール)が追加されます。
  3. 評価。 リードの評価モデルが、属性と行動に基づいてポイントを付与します。属性の基準には企業規模、役職、業種などが含まれ、エンゲージメントの基準には、価格ページの閲覧、製品ウェビナーへの参加、ソリューション概要のダウンロードなどが含まれることがあります。
  4. しきい値の判定。 リードのスコアが定めたしきい値を超えると、システムが自動的にそのリードをMQLのステータスに引き上げます。
  5. 振り分け。 MQLは、インサイドセールス担当者(SDR)が直接フォローするために振り分けられるか、リードの振り分けの仕組みを通じてチャネルパートナーに渡されます。
  6. 受け入れまたは却下。 受け取った側がMQLを確認し、受け入れる(営業承認済みリードの段階に進める)か、理由コードを付けて却下します。却下のデータは、評価モデルの調整にフィードバックされます。

共通の定義によるマーケティングと営業の連携

ベンダーとパートナーでMQLの定義が食い違っていると、パイプライン(案件の見込み)の話ではなく、リードの受け渡しをめぐる議論になってしまいます。 しきい値の数値そのものより、双方が同じ基準を使うことのほうが重要です。

Unifyrでパートナー経由のリードを追跡する方法

MQLという考え方は、マーケティングと営業の根本的な対立を解消するためにあります。マーケティングは量を、営業は質を求めます。「適格」の共通定義がなければ、マーケティングは営業が価値なしと判断するリードを渡し、営業は苦労してマーケティングが生み出したリードを無視してしまいます。

合意されたMQLの定義は、共通の言葉になります。リードが次の段階へ進むために満たすべき基準を双方が正確に把握していれば、責任のなすり合いが減り、転換率が上がり、マーケティングも営業も準備の整っていない見込み客に時間を浪費しなくなります。

チャネルのプログラムでは、パートナーに振り分けられるリードにはベンダーの信用がかかっているため、MQLの定義がいっそう重要になります。転換しないMQLが続けば、パートナーはベンダーのリードを信頼しなくなり、リードの振り分けの仕組みから手を引いてしまいます。適切に調整されたMQLの定義は、パートナーとの関係を守ります。

評価の基準、ステージの移行、よくある問題

MQLの基準の例

カテゴリー基準スコアへの寄与
属性企業規模:100〜5,000名+15
役職:部長以上+15
業種:ターゲット業界+10
所在地:対象地域+5
エンゲージメントデモまたはトライアルを依頼+30
製品ウェビナーに参加+20
価格ページを閲覧+15
ソリューションレベルのコンテンツをダウンロード+10
ナーチャリングメールを3通以上開封+5
マイナスのシグナル競合企業の社員-50
学生または学術機関のメールアドレス-40
30日間活動なし-15
MQLのしきい値75ポイント

MQLとSQLの違い

MQLはマーケティングが定義するステージです。一方、営業適格リード(SQL)は、営業担当者が直接の対話を経て判定するステージです。

観点MQLSQL
定義する主体マーケティング(評価モデル)営業(直接の対話)
検証方法属性とエンゲージメントに基づく自動評価課題、予算、導入時期、決裁権を確認する対話
次のステップSDRまたはパートナーによるフォローアップに振り分け営業案件に転換し、パイプラインに登録
却下率典型的には、MQLの20〜40%が営業側で却下される低い。SQLは対話を通じて精査済み

MQLでよくある問題

  • MQLの件数の水増し: MQLの目標達成を迫られたマーケティングチームは、しきい値を下げて、適格性の低いMQLを増やすことがあります。件数は増えても転換率は下がり、営業の不満につながります。
  • 古いMQL: 数か月前に高いスコアを得たものの、連絡されないままのリードは購買意欲が失われます。時間経過によるスコアの減衰と、迅速な振り分けが、古いMQLの発生を防ぎます。
  • 定義の不一致: マーケティングと営業(あるいはベンダーとパートナー)が、MQLとは何かで合意していなければ、受け渡しでは必ず摩擦が生じます。共同で定義を作るワークショップと、定期的な調整レビューが、双方の足並みをそろえます。
  • 単一行動によるMQL: ホワイトペーパーのダウンロードのような、価値の高い単一の行動だけでリードをMQLに引き上げ、全体的な適合性を考慮しないと、誤検知が生じやすくなります。適切に設計されたモデルでは、適合性とエンゲージメントの両面でしきい値スコアを求めます。

貴社のパートナープログラムに合わせたデモをご覧ください

デモを申し込む